鈴木大拙館の水鏡の水辺から～
わき道に足を踏み入れると、
松風閣という庭園がある。
素通りする人がほとんどで～
晩秋のひっそりとした景色を
独り占め～。
水にうつるやわらかい色彩に
華やかさに疲れた気分が・・・和む。
佇んで～空っぽな気分に浸っていたら～
・・・。
散策の道のお掃除をされている人に声を
かけられて～。落ち葉を集めたりの
木々の季節の移り変わりの中でのお仕事に
ついたのは、ざわざわした世間から少し
離れたところで、自然とのお付き合いの中で
いろいろの想いを巡らせたいと思ったから。
でも～観光の人達からの声掛けや
見下ろしたような態度を受ける日々に・・・
憤りや情けなさや日本人の心根の変化に
やるせない思いをするばかりで～～～と
憤懣のやりどころもない！と。
゛ありがとう”のことばを失った日本人が
とても多いとのお話に・・・。いつの間にか
人が幸せに暮らすために一番の大事なものが
～いつのまにか～大きく失われつつあることを！
うすうすと感じてはいる事が～こころに刺さる！
たった一人の人の実感は～多分・・・多くの人の
こころに染み渡っている事だろうと。
・・・こんな場所での出会いも、何かの意味が
あるんだと・・・想いながら～～～。
晩秋の苦い味もかみしめながら・・・。
