wanwanhanasan’s diary

今日の散歩道~フォト&つぶやき!

ふるさとの思い出の地に~・・・

100才の母との別れを惜しむ日々・・・
もう再び訪れるかどうか~?の故郷の地にも
別れをつげながら足を向ける日々・・・。
さぬき市の山間にあった生家は、今は
その面影も見えず~野山に溶け込んで
何もなかったかのように、ただ静かな佇まい
武家屋敷のような石垣のある石の門がある
大庄屋屋敷のような家は跡形もなく~・・・。
父の放蕩であっと言う間に没落!
祖母や父の妹、母と私と弟の暮らしががらりと
変わった~もう70年も前の昔話~~~。

家はお寺に移築されたとか?
70年も経つと自然の姿に帰る
一輪の野の花が迎えてくれる!

子どもの頃は遠かったお墓がすぐ近くにあり
生家の近くにあったはずの何軒かの家も
消え去ってしまって~こんなに狭い村だったのか
と。ご先祖のお墓に参り、これから
誰にも見守られずに朽ちていくのか~。
お隣の神社も今にも倒れそうな、朽ちるのを
待つような姿。でもお墓の周りは綺麗に草刈り

をされていて・・・どなたかが見守ってくれて

いると、感謝する。
ふるさとは遠きに有りて想うもの・・・
家への懐かしさはあまりなくて、ただ
子供の頃に親しんだ多くの人との思いで
が浮かぶのみ。
祖母二人がその後に住んだ、海辺の辺りを
探しながら、祖母と私と弟がよく遊んだ
プライベートビーチに腰を下ろす。
ここでも思い出すのは、二人の優しくて
厳しかった祖母の面影ばかり・・・。

このあたりも4000人ほどの住人が
今は1000人ばかりになったという。
弟の故郷への思いは強く、小さな古民家を
買って老後を暮らしたいという思いも
その暮らしの厳しさが思われて~
現実からは程遠い・・・。
別荘のような建物は何軒か見えるけど
人の動きが感じられず~移住してきた若者も
いるらしいけど・・・。

こんなお家が海岸沿いにあったら
住みたいねぇ~と!
都会は、自然が無くなり、住むには潤いも
幸せ感も薄くなり~。自然いっぱいの田舎は
そうそうもろ手を挙げて歓迎してはくれず
よほどの覚悟と意識を持たないことには
しあわせの地にはなってくれない・・・。
とかくこの世は住みにくい。
ふるさとは懐かしむよりも~
何かを失っていくような寂しさが胸のなかを
すーすーと抜けていく。