ことでん志度線は海沿いも走る・・・。
ガタンガタン大きく揺れながら～
からだも一緒に揺れながら～
はるか昔の思い出も揺れながら・・・。
志度港の空はうろこ雲が広がり
鳥が飛び交い～その鳴きあう声だけが
空を飛び交い・・・あとは静寂の海
志度から三駅目の塩屋の駅
ここにも母方の祖父母のお墓があって
お参りをする。多分もう来られないことを
侘び乍ら・・・。
このあたりも様変わり～新しい道が出来
家も増えていて、あれあれ？迷いながら
やっとたどり着く。・・・でも、誰も
歩いていない・・・と思ったら～
去年開店したというピザ屋さんやら
古い電車が置かれている小さな遊びの場が
出来ている。お客さんはまだ来ていない・・・
チーズたっぷりのピザを買って海辺へ～
塩屋の海も静寂の海。お爺さんたちが
並んで釣りを楽しんでいる姿がなんだか
ゆる―イ感じでほーッと一息付けたような！
また志度線に乗って、亡き母の家に
帰る。よしっ！また遺品整理と
家の中の片づけを頑張ろう～～～！
やってもやっても山のようにある物。
一人の人生が終わるという事は・・・
それを片づけながら、自分の人生の
終わり方を考える時だと思う日々～。
その人の人生を想いながらの時間が
別れの儀式のように少しずつ少しづつ
寂しさをやわらげてもくれる・・・。
こうやって延々と人が繋がってきたことを
しみじみと想う～～～。
母の残したアルバムに、大昔の祖父母や
父母の写真を見つけ、またもの想い～
今、自分のある事をしみじみと感謝しながら
ふるさとで過ごす～。
