むーっとまとわりつくような重たい空気！
アベリアの香りがムーっと鼻から入り込んで
・・・香りすら重い感じの朝～。
セミの抜け殻はあちこちにぶら下がっているのに
鳴き声が聞こえない？？？セミも自粛？
いつもとは違う夏・・・。
自然な朝顔の姿は嬉しい～！
雨模様の日は～やっぱり・・・
カエルさんに出会う。
ぜんぶ別のカエルさん。3㎝位の～。
畑のため水のオタマジャクシも
大分大きくなったけど、数がとても少なくなって～
・・・生き残ることの大変さがここにも～。
今、コロナ禍にあって～読みたくなって
池澤夏樹さんの゛楽しい終末”を読んでいる。
まだ3分の1しか読み進んでいないけど。
明治の頃に丘さんという生物学者の描いた
゛人類の将来”からの引用文が・・・人類は
その始め脳と手との力によって他の動物に打ち勝ち
、絶対に優勢な位置を占めることを得たが、
その脳と手との働きの進んだ結果、今後は
貧富の懸隔が甚だしくなり、生活の困窮が増し
、身体は退化し、神経は過敏となり、不平懐疑
の念が進み、私欲のみが盛になって、協力一致の
働きが出来なくなるべき運命を有するに至ったのである。
始め生存競争上最も有効であったその同じ性質が
限りなく発達して、のちにはかえって禍をなして、
今後は滅亡の方向に進むのに外なくなった・・・。
恐竜が絶滅したと同じく、一時全盛を極めていた
他の諸動物と同じく～おそらくは次の時代までに
ほぼ全滅するを免れぬものと見なすのが適当であろう”。
・・・今を生きる人の姿がそのままに重なって見えて～
明治に生きた人の、未来を想像する正確さに驚きと
深い洞察の力に感嘆するばかり・・・。
今の人にも、お金儲けばかりではない・・・
生ききるために想像力をもう一度存分に働かせて
しあわせな未来に向かってほしいと～こころから願う。
楽しい終末を読んでいると～
悲観的になりそうに思うか～と思いきや！
楽しいという表題の通りに・・・
開き直りの気持ちというか？結構楽観的な気分さえ
出てくるから～～～！文章力なのか？作者の想いが
伝わるのか？不思議に引き込まれて面白い!!!
お勧めの本！
雨が又強く降ってきた！今日は続きを読もう～～～！
