wanwanhanasan’s diary

今日の散歩道~フォト&つぶやき!

言葉・・・に~。

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昨日の夜~台風が近づく空・・・といっても~台風からはだいぶ離れているけど。

そして火星!
小さいけど存在感抜群!南東の空に!
月と離れずくっつかず~しばし~宇宙に飛んでいました!
一緒に西へと移動~
不思議ーな感覚!
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やっと゛清貧の思想”中野孝次著、読み終えました。
その中で消費者、という言葉を取り上げ・・・、次々と新製品が作られ、欲望が刺激されその虜になった我々はただの人間ではなく消費者という名で呼ばれるようになっていきました。消費者という、この人間侮蔑的な言葉が1965年ごろから~?経済的成長を一国の最大の目標としたころからの、われわれの状態を正しく言い当てた言葉になりました。・・・当たり前に使って何の抵抗もなく受け入れているこの言葉をふっと考えると・・・確かに受け入れがたいことばに思えます。普段使っている言葉の中にも~・・・一人一人の人間から見ると粗末に扱われていると感じる言葉が多くあるのでは?と思ってしまいます。ことばはいのち!生きている!。人が人として大事にされている言葉が飛び交うようになって欲しいと思います。
著者は1925年生まれ。だいぶ年齢は上ですが・・・戦後の凄まじい人々の努力と復興~そして経済成長~大量生産大量消費をつぶさに体験された方であり~私も同様の時代を生きています。そして~今、みんながしあわせと感じているかを思うと・・・
来し方のどこかに人への配慮が置き去りにされたのでは?の疑問ばかりが浮かびます。著者のお母さんの、所有するものすべてを大切にし、手入れし、役に立つ限り最後まで使う、すべて家族の為に身をささげるような日常は、そのままわたしの母の日常であったことを~目の前にありありと思い出します。もったいない、物を粗末にするな、たんに倹約せよというのではなく、もっと深い、神仏に対して不届きである、恐れ多いという意味まで含まれている・・・そういう文化が母のころまでは引き継がれていたという事に~ただただ・・・失われていったものの大きさに愕然とします。
この本は著名な文人の詩や歌や文章にのこる清貧の思想をたどって清く貧しく美しく
生きるとは・・・を教えてくれていますが、あまりにも遠くかけ離れてしまった今のこの時代にと戸惑いが大きいけど・・・。生きるとはこのことである!との目をもう一度開かせてくれて・・・しばしば思い出して暮らしていく・・・との思いです
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          ときどき引っ張り出しては~読みたい本です!