雨・・・
朝6時過ぎ・・ゆっくり食事をしながら・・・テレビを見る。
゛避難解除の飯館村100日” 解除されても・・・帰村する人はわずか・・・。
バイクで自分のふるさとの自宅に通う方が、わたしと同い年だったから・・・
その方の表情が実に突き抜けたように、さばさばしたお顔に見えたから・・・。
終戦後に入植して、切り開いて、牛を飼い田畑を耕した・・・ながいながい年月の
労働の、家族の歴史が一瞬にして無になった！！！。
母親一人で田畑を耕し、牛を飼い、3人の子供を育てた彼女の土地が一瞬にして無になった！！！。こんな理不尽が許されていいはずがない
。
。いまだ、除染土が田んぼに積み重なり放置・・・除染した田畑のその下の土の放射能は測定もされていない・・・。国は何もしてくれない・・・のことばが空をとぶ。
でも、故郷に帰りたい！元の生活に戻りたい！
これだけ多くの人の自然の犠牲が目の前にあったら・・・何をおいても、他のことは後回しにして、国全身で取り組んでいたら・・・もっと、自然も人の心の回復も早く進んでいただろうにと・・・思う。
ながいながい歴史の中でも、そういうことの繰り返しの中で、人の生活は翻弄され
・・・また繰り返される。国とはそういう存在でしかないんだろうな・・・
でも・・・彼女の、何とかできることをやっていけば、戻れる日が来るんじゃないの？・・・もうすぐ・・・。本当の心情は推し量ることすらできないけど、無の底を
見て、そこから少しずつ這い上がっている人は・・・進みだした人の表情には希望が見える。とても美しいと感じる。明るくさえ感じる。
青空に向かってどんどん伸びていく・・・
人も、そして・・・飯館村の草花たちも
・・・そういう底力を秘めている
無事に過ごしているわたしも、それぞれに・・・
今、今からできることをしていきなさい！
と言われたように受け止める。
国は、原発がほんとに必要不可欠なものかどうか？とことん考えもしないで・・・
。
。同じ過ちを繰り返さないと断言してほしい。
想定外などと逃げることなく・・・。
。
ゴーヤも伸びる伸びる
